ライセンシングエキスポ出展のため、
6日間ラスベガスに行きました。
ライセンシングエキスポとは
キャラクターの著作権の見本市で、
キャラクタービジネスに関する
様々な企業が集結する巨大なイベントの事です。
カミロボは「btfチーム」の一員として、
コペット、ハットトリックス、にじぞうと共に出展しました。
今回はそんなラスベガス滞在記をひとつ。
★ ★ ★
【1日目】
京都に住む僕は、まずは早朝から新幹線で東京へ移動。
ここから僕の旅は始まりました。
東京に着いてすぐに
7月の仕事の件で映像の監督と打ち合わせを済ませ、
昼過ぎにラスベガスチームとの待ち合わせ場所に集合、
ワゴンタクシーで成田空港へ。
ここまでの移動と打ち合わせですでに若干疲れ気味ではあるが…
まだまだ旅はこれからだ…。
★ ★ ★
飛行機は8時間かけてまずはバンクーバーへ。
そこで乗り換えて2時間半でラスベガス到着。
言葉で書いたら2行だけど、遠いね実際は。
アメリカ行きの乗り換えは検査も厳しく、
空港では靴まで脱いでチェックされるのだけど、
靴下のままで地べたをしばらく歩かされるんですね。
で、しばらく歩いた先でまたゴソゴソと靴を履くのだけど…
あれは何度経験しても抵抗あるなぁ。
あのシステム、外国の人たちは平気なのかなぁ…。
「地べた」なんですよ、その床は。
外国人の検査員たちは普通に靴を履いたままで立ってるからね。
我々としては、そもそも靴下を
「外の地べた」に接地させるのが抵抗あるし、
その靴下のままで再び靴を履くと確実に靴の内側が汚れてしまうし、
とにかく、靴下のままで
地べたをゾロゾロとアホみたいに歩かされるのが屈辱的だわぁ。
もうちょっとスムーズにシステマチックに
段取り良くならんもんかねぇ。
ヤツらには「すのこ」という便利なものがあることを
教えてやりたいねぇ…。
★ ★ ★
バンクーバーで乗り換えた飛行機が
ラスベガスに近づいて来ると、
飛行機の窓から「戦闘メカ ザブングル」の世界観のような
荒涼とした大地が見えてくる。
いよいよラスベガスか、と
ちょっとテンションも上がってくるねぇ。
CAが出してくれたジュースを飲みながら
隣に座っているbtfスタッフのスギちゃんに
「荒涼とした大地が広がってるねぇ」と言うと、
「え? 氷落としましたか?」
って言いながら床をキョロキョロ見ている…。
「こうりぉとした」…
うわぁ… なにこれ…
紛らわしいタイミングで
滑舌悪く紛らわしいこと言ってゴメンな。
じんわり面白かったけど、
説明が面倒くさいから何も無かったことにしておくよ…。
飛行機が着陸態勢に入ると、
気流の影響なのか、ものすごい揺れに襲われる。
自分なりに、今までそれなりに飛行機には乗ってきたけれど、
これは歴代最悪の揺れだ。
けっこう気持ち悪い…
最悪の飛行機酔いから
僕のラスベガスはスタートしました…。
★ ★ ★
ラスベガスの空港で、
この日からお世話になる通訳さん3名と合流し、
総勢10人の大所帯でホテルへ向かいました。
僕たちが泊まったホテルはルクソールというホテルで、
ピラミッドの形をしたホテルです。
ピラミッドですよ。
しかも、ピラミッドの手前には
巨大なスフィンクスがズーン!と鎮座している。
ピラミッドの内部は、見上げたらドーン!と広がる
超巨大な空洞になっていて、
ピラミッドの壁面に沿って客室が設けられています。
だから、窓側の壁は斜めに角度がついているんですね。
なんとも言えない甘〜い匂いが
ピラミッドの内部空間全体に広がっていて、
アメリカ!って感じがするなぁ…。
★ ★ ★
その日はスタッフ顔合わせで
ホテルのメキシコ料理店で食事をして、
その後、カジノへ繰り出す。
ホテルの中央の空間は全てカジノで、
ものすごい賑わいです。
僕は元々ギャンブルには興味の無い方で、
カジノに行っても他人事っぽく眺めるだけだったのだけど、
せっかくなので社会勉強にという事で
ちょっとだけルーレットをやってみる…
がしかし、と言うか、
案の定、コレといった面白さも感じないままに
あっという間に50ドル負けてしまって終了。
う〜ん… こういうのはやっぱり自分には向いてないようだな…。
ここで「くやしい!」とか、「もっと!」とか思わないところが
良くも悪くも自分の性格なんだろうな…。
★ ★ ★
【2日目】
この日は朝からブースの設営で、
隣のホテルのライセンシングエキスポ会場まで行く。
隣のホテル、と言っても
その距離は歩いて15〜20分ほどで、メッチャ遠い。
とにかくラスベガスはひとつひとつのホテルが超巨大で、
その間を巨大な屋内通路で繋いでいる、といった構造で
できているようです。
外は早朝からメッチャ暑くて、昼間は人は歩いておらず、
人々は冷房の効いた屋内通路を使って行き来している。
屋内通路はショッピングモールやカジノになっていて、
「果てしない」と感じるほどの空間的な広がりもあるから、
感覚的にはかなり大きな街を歩いている気分になるのだけど、
ハッと気付いたら一日中太陽の光を浴びていなくて、
外の気温を知る事もなく、
その様子は地底都市に暮らす地底人のようなイメージ。
そんな街だからこそ、キンキンに冷えた
ショッピングモールの天井に
空の絵が描いてあるのを見た時は妙に面白かったね。
これは完全に地底人の発想だな。
お台場のヤツとは格が違うねぇ。
(つづく)
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