マドロネック

203 「カミロボ異素材軍団大百科 その2」

2017年4月9日

今回はカミロボ異素材軍団大百科の2回目、
昨年から作っている「第3期」の新しい軍団員をご紹介します。

前回まとめた2013~2014年あたりに作ったものと比べると
少し作風が変わってきているように思うのですがいかがでしょうか。

一番最初に作った「つまようじ・コンクリート・アルミホイル」の
3体からの流れを見ていくと、
本人的には今回紹介する灯油ポンプカミロボ「シュポシュポン」が
一つのターニングポイントになったような印象を持っています。

あれを作った時に、異素材軍団の「造型の法則」が
さらに明確になったと言うか、
「あ、こういう事かもな」という感触があったように思います。

たくさん作っているとやっぱり
形にしやすいものと、しにくいものが出てくるんですが、
シュポシュポンは特に形にしやすかったですね。

迷いがなかったので、3時間くらいでササッと形になりました。

   ★     ★     ★

あと、思い出深いのが
門松カミロボ「キンガーネンガー」です。

門松などの「縁起もの」は、
構成されている一つ一つの要素の末端が
上に向かって伸びていて、
方向性として上向きの印象が出るようにデザインされているんですよね。

そういった法則を無視して
無節操に、安易にロボットの形に組み替えようとすると
すごく下品な形になってしまう、という事に
この時初めて気がついて、
それが本当に強い印象として残りました。

例えば、竹の先端の斜めにカットしてある部分を
「手」に見立てて「下向き」に使うと、
感覚的にすごく不快な雰囲気の造形物になるのです。

これは実際にやってみないと分からなかったですね。

勉強になりました。

   ★     ★     ★

元になる素材や道具へのリスペクト、という事で言うと
他にもけっこう神経質に考える場面があって、
例えば、テニスボールを切り刻んだり、
自転車のタイヤを切り刻んだりすると、
テニスやサイクリングに対して真面目に取り組まれている方がご覧になった場合、
切り刻んだ行為自体に嫌悪感を持たれる場合もあると思うんですよね。

しかしそういう素材でも、
なんと言うか、答えの出し方の形のようなものがあるようには感じています。

それは「品」とか「美意識」とかの言葉で表現すると良いのか、
はっきりと言葉にはできないのだけど、
僕はそういう時には
お寿司屋さんの仕事をイメージするようにしています。

お寿司屋さんが食材に向き合う姿勢をイメージして
自分の事に置き換えて作業したら
変な感じにはならないんじゃないかな、と思うんですよね。

   ★     ★     ★

…というワケで、カミロボ異素材軍団の「第三期」をまとめてご紹介します。

昨年末あたりから4ヶ月くらいの間に完成した12体です。
 


灯油ポンプカミロボ「シュポシュポン」



輪ゴムカミロボ「ワラバー」



綿棒カミロボ「ボーメン」



ブルーシートカミロボ「バショトリー」



便所サンダルカミロボ「ベンサンダー」


クリスマスツリーカミロボ「キヨシ」



門松カミロボ「キンガーネンガー」



トラロープカミロボ「虎綱(とらつな)」



フルーツキャップカミロボ「アップルアーミー」



タレビンカミロボ「大醤軍(だいしょうぐん)」



バランカミロボ「バラーン」



自転車タイヤカミロボ「ツール・ド・フランケン」


現状完成しているのはここまでです。

カミロボ異素材軍団は、今現在もいくつか作り始めているので、
完成したらまたTwitterで発表していこうと思っています。

   ★     ★     ★

あ、そうそう、島根県に
「平田一式飾」という造形物がある事を最近知ったのですが、
初めて見た時に「あ!異素材軍団!」って思わず叫んでしまいましたね。

興味のある方はぜひ調べてみてください。

と言うか、有名な風習だから、知らなかったのは僕だけかも…。